ピアノを長年教えていると、昔と今と指導方針が変わる事も当然出てきます。私の場合、昔は、小さい子供の指の形はあまり気にしませんでした。指の形なんて小学校中学年頃、骨格がしっかりして来た頃に言えば、楽に直ると思っていました。

しかし、最近になってその考えを覆しました😅それは、ある先生のお話を聞いて「なるほど❣️」と納得したからです。

そのお話を書いてみます。

ピアノは指先に体重を乗せて弾く楽器なので、「指先がふにゃふにゃ」ということは、ふにゃふにゃのバチで太鼓をたたくようなものです。一生懸命にたたいても、いい音は鳴らないですよね。素敵な音は素敵な形からしか出てきません。

「小さな子に指の形が...と言うとピアノが嫌いになってしまうのでは」と心配される方が多いのですが、一度ついてしまった悪い癖は、直すのにその３倍の時間がかかると言われます。ですから、怖がらずに初めからちゃんとやることが大事です。

「フニャフニャのバチで太鼓をたたくようなもの」……スポンジのバチで太鼓をたたく姿を想像してしまいました😅

「ピアノは指先に体重を乗せて弾く楽器」……正にその通り❣️

これからは、指をしっかりさせてステキな音を出せるような指導、工夫して生徒さんにお伝えしたいと思います。